HRBC Connect API を使ったアプリ開発の重要知識まとめ

 ポーターズ社の製品でHR-BusinessCloud(HRBC)という人材紹介・人材派遣のためのクラウドサービスが有ります。最近、お客様からのご依頼でこのHRBC 向けにAPI連携アプリを作成する機会に恵まれましたので、HRBC 向けにアプリを作る際の注意点をまとめました。

事前にHRBC API申込書の提出が必要

 アプリの開発には App ID、Secret といった情報が必要になりますが、これらの情報は HRBC の Redirect URL を記載した HRBC API 申込書をポーターズ社に提出する必要があります。App ID の発行までには5日程度見れば良いとのことです。(2019年4月現在)
 なお、ネットで検索すると第三者が公開しているHRBC Connect API 申込書のダウンロードページなどがありましたが、トラブルを避けるため、必ずポーターズ社の公式窓口に連絡するようにしてください。

月額料金が発生する

 HRBC Connect API を使用する場合は月額¥30,000(アクセス回数15万まで)の使用料が発生します。なお、超過1万単位毎に月額 2,000円が加算されます。

カスタムアプリの開発はユーザー企業が行う

 ポーターズ社はアプリの開発サービスは提供しておりません。メール配信自動化アプリや休眠スタッフ(求職者)掘り起しアプリなどは、自社の要望や仕様書を元にユーザー企業側が開発する必要があります。ただし、ポーターズ社の認定パートナーを紹介してもらうことも可能です。弊社も認定パートナーとなっており、システム開発の無料相談、無料見積を実施していますので是非ご検討ください。

APIベースでレスポンスはXML形式

 HRBC とのやりとりは WebAPI で行います。認証はOAuth2.0ベースですが、トークンは独自ヘッダに載せるので注意しましょう。また、レスポンスはXML形式なので、XMLの取扱が簡単な言語での開発をおすすめします。

データの削除はできない

 現時点ではAPIでデータの削除APIは提供されておらず、提供予定もないとのことなのでデータを削除する場合はRPAツールに連携するか、手動で消す必要があります。その他にもAPIを使用する上で様々な注意点がございます。(例えばAPIはUTCを前提に作られているので、日本のタイムゾーンで使用するためには9時間の時差を考慮する必要があるなど)

マーケティングオートメーションツールと連携が可能

 HRBC Connect API を正しく使用すれば、LINEとの連携や、MAツールと連携することでマッチングの精度を高めたり、求職者の行動を分析することでリード獲得やリード育成に役立てることができます。

HRBC API開発の認定パートナーをお探しなら

 HRBC APIを使用したシステムの構築、導入支援につきましてはポーターズ社の公式のパートナープログラムに登録済みである、弊社までお気軽にお問い合わせくださいませ。
 宮城、仙台に限らず、現地までお話を伺いに参ります。昨今の新型コロナウィルスの感染状況を鑑み、リモートでの対応も行っております。